【フランス留学】住居探しでCROUSに期待を裏切られホームレスになりかけた話

ゆい
ゆい

こんにちは、ゆいです。

私は2019年からストラスブール大学のPlurilinguisme et interculturalité(多言語多文化)という修士課程に在籍しています。

ちょっと落ち着いてきたところで、入学前に私が経験した恐怖の住居探し😱について振り返っていきたいと思います。

Crousの学生寮

当時何も知らなかった私は

ゆい
ゆい

Crousの学生寮、めっちゃ家賃安い!キャンパスからも近いし。
応募多いみたいだけど、パリじゃないし、応募すればどこか決まるでしょ!

と思っていました。

が、大きな間違いでした。

Crousの学生寮へ入る学生として、「フランス政府奨学金受給者」「交換留学生」「家庭の収入が低い学生」が優先されます。

ストラスブール大の修士課程に直接留学する個人留学生の私は、フランス政府の奨学金も受給しておらず、Crousの学生寮に入る優先順位としてはかなり下だったようです。

ちなみに、個人留学生の中では修士課程・博士課程の学生が優先され、学士課程の学生の優先順位はさらにその下です。

そんなことも重々承知でしたが、ストラスブールだし、パリほどは学生いないだろうし・・・となぜか学生寮に入れると高をくくっていました。

みなさんに声を大にして言いたいことは、

個人留学の人は、Crousの学生寮を当てにするべからず!!!

です。

6月ごろに初めて寮への学生の配分の結果が出て、第三希望まで提出したのですが全て結果は”refusé(拒否)”。

このあと、もう一度余った学生寮の枠の中から、残った学生が希望を出してもう一度配分される機会があったので、めちゃぼろい&キャンパスから遠い&レビューも最悪のCROUS寮に第一希望で出しましたが(笑)、その申請も受理されませんでした。

Crousに賭けていた私は、大パニック

急いでインターネットで物件を探し、片っ端から不動産会社に電話をかけまくりました。

しかし、どの不動産会社に電話をかけても、

「あーあの物件?もう今日入居されましたよ。」

「もう先月から入居してますよ。」・・・

ゆい
ゆい

じゃあさっさとオンラインから情報下げといてぇ!😭

もう不動産会社と電話で連絡を取って物件を確保するのは無理だと確信し、今度はAdele.frというウェブサイトに行きました。

Adele.frで物件探し

そこにはいわゆるRésidences privées(私立の学生レジデンス)が登録されており、まるでホテルのように、入居日、退出日を設定して住居を探すことができます。

また、希望通りの物件があれば”réserver(予約)”のボタンを押して、向こうからの連絡を待つ。本当にホテルの予約サイトのようです。

でも、2カ月1か月前から動き出すと、すでに予約がいっぱいである場合も多く、ほとんどのレジデンスから「やっぱりすでに予約いっぱいでした。すみません。」と予約完了後に連絡がきました。

ゆい
ゆい

・・・・・じゃあオンラインに反映させといてぇ!淡い希望持たせないでぇえ!😭

そんななかで、一つのレジデンスから

「うちの学生寮もいっぱいだけど、おなじ建物の中のアパートホテルの方には空きがあります。興味ありますか?家賃700€ですけど。」

という連絡が来ました。(ちなみにストラスブールのワンルームで家賃700ユーロは高すぎる。)

よく私立の学生寮はアパートホテルと一緒になっている場合があり、このレジデンスもそのようでした。

家賃が高すぎるので気が進みませんが、とりあえず、ホームレスになる状況を避けるため、一応予約をしておきました。

ユーロエステート

ユーロエステートというヨーロッパの物件を紹介してくれる日本の不動産会社があり、サービスなども日本語です。

どうしてもフランスの不動産会社で物件が決まらなかったときに、念のために選択肢として念頭に置いていました。

結局お世話にはならなかったのですが、日本語でのサービスを受けられて、現地すでにいても、いなくてもフランスやドイツで物件を確保していただけるのは、とてもありがたいサービスだなと思います。

Maison Universitaire Internationale

↑ここに年末から住める~!とテンション上がっている私。

ストラスブール大学に留学する人は一度はこの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

ストラスブール大学のメインキャンパスから徒歩3分ほど、真横に大きいショッピングモールという最高のロケーションです。

ライン川にはさまれた人工島の上に位置していて、窓からストラスブール大聖堂も見え、最高の景色です。

MUIの名前は聞いたことはあったのですが、オンラインで空きを調べてみると、学期が始まる9月から入居できる部屋がなかったので選択肢にも入れていませんでした。

でも、個人留学でストラスブール大学に来る人は、

Crousの学生寮に申請する前に!審査結果を長々と待つ前に!

Maison Universitaire Internationaleにできるだけはやく予約することをお勧めします。

Maison Universitaire Internationaleは、ストラスブール大学やアルザス地域の公的機関がお金を出し合って、留学生誘致のために建てられた学生寮です。

ですから、学生としてストラスブールに2年以内の短期で来る場合、最も効率よく簡単に入居でき、不動産会社を通して入居する際のような複雑な手続きがありません。(すべてオンラインでできるので日本からでも予約できます。)

また光熱費なども込みの家賃なので、電気会社ガス会社、インターネット会社との契約も考えなくていいのです。

あと、やはりきちんとした施設なのでサポートもきちんとしています。(その前に泊まっていたアパートホテルが何かと不便だったので、特にサポートのありがたさを痛感しました)

MUI(Maison Universitaire Internationale)には家賃が500€ほどの小さな部屋から家賃886€のテラス付きの大きな部屋まであります。もちろんCAFの申請ができます。必要書類も言わなくてももらえます。

わたしは家賃が500€台の部屋が直近で何日から空くのかを調べ、その日から自分の退去日までを予約しました。

結局私はMUIに12月31日から入居できることになったので、学期が始まる9月から12月の間は、Adele.frを通して提案を受けたアパートホテルに泊まることにしました。

すでにMUIに入居して6カ月がたちますが、レジデンスについて全く不満はありません。(たまに深夜まで飲んでバカ騒ぎをしている人がいますが、毎日ではないので我慢しています。。。)

まとめ

一連の住居探しを終えて、みなさんにお伝えしたいことは以下の5点。

・交換留学生、フランス政府奨学金受給者の方は安心してCROUS寮申請してください。

・個人留学生はあんまりCROUSを当てにしない方がいいです。拒否される可能性が高いです。

・フランスの不動産屋との交渉は現地にいて直接出向いたりしない限り難しいです。ユーロエステートという日本の不動産屋さんがおすすめです。

・私立寮は電気代など諸費用も家賃に含まれており、手続きが簡単。Adele.frなどのサイトではやめに私立寮を探しましょう。

・ストラスブール大学への留学生には、Maison Universitaire Internationaleをおすすめします。

では住居探し、がんばってくださいね!

 

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