純ジャパ大学生が全くのゼロから2年でDALF C2に一発合格できた3つのコツ

皆さんこんにちは!こっきょうぐらしへようこそ!

私は2016年10月にフランス語を全く話せない状態でフランスへ行き、語学学校で9か月間勉強しました。その後帰国し、2018年5月に東京会場でDALF C2に合格しました。

つまり・・・ゼロ初級から、2年以内でDALF C2を取得しました!!!

もちろん私はそれまでフランスに行ったことはありませんでした。

私が合格のためにどのように勉強したかなど、書いていきたいと思います!

DALF C2について

そもそもDALFとは何なのでしょうか?↓

DALFとは

DELF・DALF とは、フランス国民教育省が認定した唯一の公式フランス語資格(ディプロム)で、一度取得すれば無期限有効です。自分の フランス語の能力や知識を証明書として形にすることができます。DELF(デルフ・フランス語学力資格試験)/DALF(ダルフ・フランス語上級学力資格試験)は、CIEP(国際教育研究センター)が認可した試験センターでのみ開催されます。

日本フランス語試験管理センターHP(https://www.delfdalf.jp/generalites_jp.php)より引用

一度取得すれば無期限有効なのが、英語の資格試験と大きく異なるところです。

DELFとDALFの違いは?

DELFとDALFの違いは大まかにいうと言語レベルです。DELFは単に学力資格試験である一方で、DALFは上級学力資格試験です。

DELFとDALFは合わせて6レベルの資格があります。そのレベルはヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)が定めるレベルに対応しており、

下からA1、A2、B1、B2、C1、C2となっています。

A1レベルからB2レベルはDELF、C1レベル以降はDALFになります。

つまり、DALF C2は、DELF・DALF関係の資格試験の中で最も高いレベルであり、仏検やTCFなど他のフランス語の検定試験と比べても、最もレベルの高いといわれている試験です。

C2レベルの能力

吉島・大橋 訳・編(2014)「外国語教育Ⅱ追補版 外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠」よれば、

C2レベルは「母語話者と遜色のない熟練者」であり、以下の能力があります。

 

  • 聞いたり、読んだりしたほぼ全てのものを容易に理解することができる。
  • いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構成できる。
  • 自然に、流暢かつ正確に自己表現ができ、非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できる。
 

DALF C2の試験内容

日本フランス語試験管理センターHPより引用
https://www.delfdalf.jp/c2/c2_jp.php#format

聴解・口頭表現(オーラル)と読解・文書作成(エクリット)はどちらもかなりヘビーな内容なので、二日に分けて行われることが多いです。私の場合、2週間の間をあけて行われました。

C1と同じように、事前に文系・理系を選択し、それに合わせた内容の課題になります。

文系の課題は、教育、芸術、言語など、理系の課題は、AI(人工知能)や生態系、医学などのテーマが多いかと思います。

文系か理系の選択は、基本的に好みによります。文系の人でも、解答のしやすさで理系を選択する人も多くいます。

ただ、ディプロムの裏に文系か理系かが記載されるので、大学に出願する際DELF・DALFを利用するのであれば、自分の専攻にあった方を選ぶことをお勧めします。(正直そこまで見られないと思いますが。。。)

使った参考書

①abc DALF C1/C2

ABC DALF C1/C2 LIVRE + MP3 CD AUDIO + CORRIGÉS | Language Fuel ...

使った参考書は本当にこれ一冊。abc DALF C1/C2です。

理由は、DALF C1の勉強にすでに使用していたので形式に慣れていたのと、新しい参考書を買いたくなかったからです。(笑)

でも、たくさん練習問題が入っているので、これ1冊で充分でした。

こちらからご購入できます↓

 

ABC DALF – Niveaux C1/C2 – Livre + CD

 

 

あとは、オフィシャルサイトに載っているテストの例をダウンロードして解いたりもしました。

問題集を使って勉強を始めたのは試験の2カ月前です。

そして参考書に入っているサンプルを毎週筆記も口頭も必ず1回分ずつ進めることをルールにしました。

大学の授業や勉強と並行してDALFの準備をしていたので、毎週口頭と筆記を1回ずつして、ネイティブに添削してもらい、反省点を洗い出し、修正するという作業は正直かなり大変でした。

でも、このおかげでフランス語力はめちゃくちゃ伸びました。

参考書とDELF・DALFオフィシャルサイトのサンプル合わせて8回分になったので、ちょうど2か月で終わらせることができました。

② Le Robert Micro Poche

DALF C2では筆記と口頭の両方で仏仏辞書の使用が許可されています。

どうしても使いたくなった時のために、Le Robert Micro Pocheを買いました。

Dictionnaire Le Robert Micro poche: Amazon.de: Robert, Paul, Rey ...

この辞書の良いところは、外国人にとっても、とても分かりやすい定義であることです。

仏仏辞書で定義を調べても、その定義が理解できなかったら意味がないですよね。

特に試験中は正確にわからない単語の意味を素早く理解することが必要です。

試験勉強の時は、WordReference.comの英仏オンライン辞書に加えて、このLe Robert Micro Pocheを練習もかねて使っていました。

他の辞書に比べて総収録語数も断然多いこの辞書が断然おすすめです。

試験の時単語ももちろん調べましたが、私にとってはお守りのような存在でした。

仏仏辞書を買うのであれば、このLe Robert Micro Pocheをおすすめします。

こちらからご購入できます↓

Dictionnaire Le Robert Micro Poche

③ YouTubeの動画

その他、試験勉強で使った教材はYouTubeの動画です。

私はニュースや本などを座ってじっくり読んだり、ラジオなど音声だけ聞いたりするのがどうも苦手で、なかなか楽しみながらフランス語を勉強することができなかったので、YouTubeの動画を観ながら気軽にフランス語に慣れることにしました。

これは、私がA2くらいのときからやっていて、飛躍的にフランス語の聴解力が伸びたと感じます。

観る動画は、やる気のある時は“reportages”(報道番組)をたくさん見ました。例えばYouTubeで”reportage éducation”と調べると、

L’école du futur, sans professeurs ? – Reportageのような、新技術を用いた教育という文系でも理系でもがっつりテーマになりそうな内容の動画が出てきます。

このように、試験のテーマになりそうな内容の報道番組を見あさって、知らない、聞いたことが無い語彙を無くしていくように努力しました。

やる気のない時は、ランダムにYouTubeursの動画をみたりしました。特に人気なCyprienNorman fait des vidéosなどのユーチューバーは、日常のテーマに沿ってコメディー動画を出していて、エンターテイメント感覚で日常の語彙を習得できます。また、日本語やフランス語の字幕も付いているので、まずは日本語の字幕を付けて、次はフランス語の字幕で、最後は字幕なしで、何度も何度も繰り返し同じ動画を観ることもありました。

具体的な試験勉強の方法

助けてくれるフランス語ネイティブを探す

はじめから他力本願な感じですが(笑)、C2レベルの試験勉強にはフランス語ネイティブの助けは必須だと思います。

DELF B2とDALF C1の試験準備の時は、在学していた語学学校で、実際に試験官をしている先生たちに添削してもらっていました。どのような基準で評価をしているのかがわかり、実際に点数をつけてもらうことで合格点と自分の位置関係が簡単にイメージできます。

DALF C2の試験勉強では、自分の大学で日本語を勉強しているフランス人の友人がいたので、週に一度1、2時間会って、筆記と口頭の両方を添削してもらいました。

正しいフランス語を知るという面でもちろん重要ですが、添削してくれる人がいることが、予定通りに勉強をすすめる原動力にもなります。

フランス語ネイティブの知り合いがいなくても、オンラインで非常に安くフランス語を教えているネイティブの人もいます。

ぜひフランス語ネイティブを確保することをお勧めします。

採点基準(grille d’évaluation)を知る

採点基準を知ることはとても大事です。

採点基準を知っておくことで、練習するときにそれを指針とすることができますので、自分で試験準備を進める人にとっては特に超重要です。

また添削をお願いするフランス語ネイティブがFLE(français langue étrangère)に詳しくない場合、採点基準をきちんと理解してもらう必要があります。

例えばProduction Ecriteは、フランス人が高校で書いてきたようなdissertationとは異なり、手紙、意見文、社説など、指示された文脈の文章を書かなければなりません。

指示に沿っていなければ大きな減点になってしまいます!!!

ですから、ただ「この文章添削してー。」だけではなく、DELF/DALFの採点基準を渡して、理解してもらったうえで添削をしてもらうようにお願いしましょう!

採点基準はabc DALF C1/C2などの問題集にも載っていますし、オンラインでもググったら出てきます。

ひたすら解いて解いて解きまくる

ネイティブの人を確保して、採点基準をしっかりと理解したら、問題集や試験サンプルなどを使って、実際の試験の形式に慣れるしかありません。

文系や理系に絞ってしまわず、問題集に入っている試験問題を全て解きましょう。

最初はあんまり時間のことは考えすぎず、慣れることに重点を置き、5回目以降は時間厳守で筆記はやっていきましょう。そして、できあがったらネイティブの人に添削を頼み、フィードバックを受けたらノートに書き留める。そして、次回以降、今回習った言い回しなどを入れてみると、習ったことが定着しやすいです。

ちなみに、DALF C2に合格した私が筆記試験の勉強で書いた解答例を二つ公開しています!!ご参考になればうれしいです。↓

 

口頭試験の練習は、ネイティブの人なしではできません。

週に1回や二週間に1回など、可能な限りネイティブの人と実際に会ったり、オンラインでミーティングをして準備に付き合ってもらいましょう。

私は、やはり相手の負担が大きいので、二人の友人に頼んで隔週で会ってもらい、バイト代としてお金も渡しました。

試験では面接の前に準備として1時間与えられていますので、最初の数回はネイティブの人と会う約束をしている時間の2時間くらい前から準備をして、そのあとは試験通りやってみましょう。

自分のExposéとフランス人の人との討論を録音をして聞き返し、「あーここ言いたいことが思うように言えなかったんだよなー」と思い出すことがあれば、どうやったらうまく次は言えるだろうか、と次に生かせるように考えなおし、その結果をノートに書き留めました。

回を重ねるごとに準備時間を減らし、筆記試験準備同様、5回目以降からは時間厳守で、1時間の準備で試験にのぞめるようにしていきましょう。

実際の試験を受けた感想

私は、二か月後に結果が出るまで、落ちたと思ってました!

というのも・・・

筆記試験

まず最初に筆記試験があり、その後二週間後に口頭試験がありました。

筆記試験では、修正テープをあまり使いたくなかったので、試験が始まっても「正しい完璧だと思える文章しか書かないぞ」という意気込みで、「絶対に正しいと確信できる文章」を書き進めていきました。

テーマは“résilience au stress”(ストレスへの耐性、適応力)でした。

長々とプランを練っていて、ゆっくり書き進めていると、時間管理もしっかりしていたはずなのに、気づいたら思ったより残り時間が無くなっており・・・

最後には慌てて予定より段落を一つ減らし、無理やり完結させました。

最終段落は、時間に追われてじっくり考えることができなかったので、試験準備でたまたまストレスに関するテーマがあった時に書いて添削してもらった内容を丸覚えしていたので、そのまま全部書きました。(笑)

内容的に無理やり感は否めなかったかもしれませんが、文法的に完ぺきだったそこの部分では、減点はなかっただろうと思います。

練習で書いた文章は、添削してもらって文法的に正しいのであれば、丸覚えしておくとピンチの時に役立ちます

みなさんは、正しい文章を書くことに集中しすぎず、どんどん最初から書き進めていきましょう!最後はきっと時間が無くなって、文法、綴りの正確さを気にしている時間も無くなっていくので。(笑)

ちなみに筆記試験は50点満点中39点でした。

口頭試験

筆記試験の二週間後に行われた口頭試験ですが、その二週間の間は特にYouTubeの報道番組などを使ってフランス語音声に慣れることと、どんなテーマになっても使えるテンプレートとなるようなフレーズを暗記しました。

DELF・DALFで扱われるテーマには限りがあります。フランスの教育、芸術、経済、生き方、技術の進歩・・・など、フランスの現代の社会問題や技術の進歩についての話題が多いです。

ですから、幅広い分野の語彙を身に着けるように心がけました。

結局、私が選んだテーマは「ホームスクーリング」で、がっつり山を張っていた「現代の教育」のテーマでした!

ただ、exposéはうまくいったものの、討論で受けた反論が的を射すぎていて、うまく自分の立場をディフェンスすることができませんでした。

そんなときのために用意していた”C’est en effet un bon argument, mais …”のあとに自分の主張を繰り返す、という手法を取りましたが、きれいに討論することができなかったのですごく後悔しました。

口頭試験の結果は50点満点中26点

筆記と口頭試験合わせて100点満点中65点で合格でした。いままで取ったDELF B2, DALF C1と同じく一発合格でしたので気持ち良かったです。

まとめ

今回はDALF C2の合格のための勉強方法を公開しましたが、問題集を用いた勉強をきっちり予定立てて、効率よく進めていくことが一番の秘訣だと思います。

あと、採点基準の分析も必須です。lettre de motivation やCVを作成するときと同じように、何を求められているのか、理想的な解答例はどのようなものかを分析することが非常に大切です。

DALF C2を合格すれば、それ以上のフランス語のディプロムはありません。また期限も無期限なので、これを合格すれば、フランス語の学力資格試験はおしまいです。

これがあれば、フランス語は、まかせて!と胸を張って言える資格なので、ぜひ頑張ってくださいね!

他にもフランスの語学留学や大学留学について情報を発信していますので、ぜひ他の記事もご覧になってみてください:)

よろしくお願いします!

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