【実例あり】Etudes en France志望理由書で絶対押さえておきたい3つのポイント

 

こんにちは、ゆいです。

私は2019-2020年度、ストラスブール大学で修士1年目(Master 1)をしています。

この記事では、大学への出願の際に提出する志望理由書(lettre de motivation)に関して、

ゆい
ゆい

あぁ事前に知っておけばよかったなぁ・・・

と思ったこと、

そして私が実際に提出した志望理由書を公開しようと思います。

ちなみに、私の専攻は言語学で、Campus Franceの出しているカテゴリーですと“Langue et lettre”にあたります。

大学院は出願した7課程中5課程(ストラスブール大学の2課程、パリ・ソルボンヌ大学、ソルボンヌ・ヌベル大学、パリ・デカルト大学それぞれ1課程ずつから合格をもらいました。


①文字数1500字以内!

まず、皆さんが志望理由書を書き始める前に留意すべき点は、

志望理由書は1500字以内に収めなければならないという点です。

「うーん。でも、まだ考えまとまってないし、そんな書けないと思う。大丈夫でしょ。」

と思ったそこのあなた!私もそう思ってました・・・

でも、1500 motsではなく、1500 lettresなんです。

たとえば、“mots”という単語は1 motですが、4 lettresとカウントされるということです。

Wordで書き進めていく方が多いと思いますが、書き始める前に表示設定を「単語数」から「文字数」に変えておきましょう!

ちなみに私は情熱をこめて、たーんまりと志望動機を書いた後、études en franceのフォームにコピペした時にようやく文字数がかなり超えていることに気付いた、ということがありました・・・。

文字数増やすよりも削っていく方がかなり大変ですので、ご注意ください。

②伝えたい内容を、簡潔に!

フランス語での1500文字で表現できる内容は本当に、ほんっとうに少ないので、一文一文を練り、伝えたい内容を簡潔にまとめた文章を作る必要があります。

私は、一般的にlettre de motivationのイントロダクションで書く、自己紹介(例:Etudiente en 3ème année de licence Economie Gestion, je souhaiterais soumettre ma candidature……)などの文言はすべて省き、本題から入り、本題で終わらせました。

この後にお見せする例を参考にしてください🙏

では、最後の3点目、最も大切なポイント・・・

③理想の志願者像を分析!

Lettre de motivationを書くにあたり、私が最も大切だと思うことは、自分が出願する課程や専攻のホームページを熟読し、理想の「志願者像」を分析することです。

本当に大事。

求人応募と一緒ですね。

特に分析すべきポイントは、以下の二つです。

①その専攻がどんな授業を提供しており、なぜその授業に興味があるのか。

大学のホームページで事前に授業内容を確認できることがほとんどですので、どの授業が提供されているのか、どの授業が特に魅力的なのか、なぜ自分に必要なのかを分析しましょう。

②その専攻は将来どのような進路を進む学生を対象にしているのか。

大学の出願する課程のHPに“Poursuite d’études et insertion professionnelle”というような名前で、その課程を修了した卒業生がどのような進路を進んだのか詳しい説明があるはずです。

たとえば、あなたが将来的に研究職に就きたいと思っていても、出願する課程が修了の条件としてalternance(デュアルシステム)を義務づけているような場合、初めから大学に残って研究職を希望している生徒は対象ではないと思います。

私が二課程から断られた理由は、どちらも

あなたの将来の展望が、私たちの提供している授業の目的と一致していない」

という理由でした。

ですので、少なくとも第一、第二志望の課程のHPは熟読しましょう!

では、私が実際に書いて、提出し、合格をもらった志望動機書をお見せします。

志望理由書(lettre de motivation)に書くべきこと、志望理由書の例

以下、私が実際に修士入学時に書いた志望理由書を使って、

志望理由書に書くべきことを解説します。

詳しい情報は削っていますので、参考までに。


①自分の学術的な背景

「こんな専攻の学士課程を修了しました、中でもこの研究分野(卒論テーマ)に興味を持ってます。」というような形です。

例)Pendant ma licence, j’ai suivi un cursus axé sur (専攻), et je me suis particulièrement intéressée à (研究分野).


②次に、学外での活動や、専攻分野と関連したアルバイトや職業経験

「自分の研究分野の知識に加えて、こんなことに関する興味、あんなことに関する情熱から、こんな活動をしました。そのことで、この研究分野に関する実践的な経験を得ることができました。」というような形です。

例)En combinant mes connaissances sur (研究分野)avec mon intérêt pour (興味)et mon aspiration à(興味), j’ai (活動内容), ce qui m’a apporté des expériences pratiques dans le domaine de (研究分野、特に出願する課程に関連する分野).

さて。①②では今までの自分について書いていきました。

この後は

「なぜこの課程が自分の目標達成のために必要なのか」

を論理だてて書く必要があります。


③なぜこの課程を選んだのか

すでにお話しした「なぜこの課程なのか。」というところですね。

以下例です。

「このような背景から、この修士課程に入学することは、私にとって、研究分野に関する知識を深める機会なのです。

このカリキュラムにある授業、例えばAのクラス、Bのクラスは、私の将来のキャリア設計と一貫しています。なぜなら、私は(職業)のキャリアに向かって進んでいきたいからです。」

例)Avec cette toile de fond, intégrer ce master représente pour moi une opportunité d’approfondir mes connaissances dans (研究分野). Les enseignements dispensés dans ce cursus, tels que les cours de (クラスの内容), sont cohérents avec mon projet professionnel, car je voudrais me diriger vers une carrière de (これからの展望、何になりたいのか).

④目標達成のために在学中具体的に何をする予定なのか

もちろん、「目標達成のために、入学後具体的に何をするつもりなのか」を審査員の先生方に伝える必要があります。

特に、学ぶ内容に直結する内容のインターンシップやアルバイトをするつもりがあれば、ぜひ書きましょう。

「修士課程在学中、Aの分野で経験を積むつもりです。そのために、機会があればBとして働きます。

またフランス語で勉強することは、いままでに得た知識を実践する機会を(日本でいるよりも)かなりたくさん得ることができ、興味深く刺激的だと考えました。」

例)J’envisage d’acquérir de l’expérience dans le domaine de (将来就きたい仕事の分野) au cours de mon master, et pour cela, je travaillerai comme (アルバイトやインターンシップの内容), si j’en ai l’opportunité. Étudier en français me donnera également beaucoup plus d’occasions de mettre en pratique les connaissances que j’ai acquises, ce que je trouve extrêmement intéressant et stimulant.


以上、志望理由書について、でした。

皆さん、頑張ってくださいね!

質問等ございましたら、ご連絡ください!

ではまた。

「【実例あり】Etudes en France志望理由書で絶対押さえておきたい3つのポイント」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Campus Franceでの面接で気をつけるべきこと~大学留学編~ – こっきょうぐらし

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